幅広の窓から地続きにテラスの緑が飛び込んでくる、この印象的な光景がコンセプトを方向づけている。「ピクチャーフレーム」の家。既存の内装を全て取り払った素の空間に、アートギャラリーのような真っ白な壁をたて諸所開口部(扉や窓)をうがつ。その開口部の枠を斜め45度にカットして壁の厚みを消し、移り変わる自然や生活のシーンを鮮やかに切り取り壁に掛ける「ピクチャーフレーム」 に変容させようとした。